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NIMAI-NITAI展【手刺繍「スジャニ」のクッション、ストール】
2023.1.11-2023.2.28
アルチャナクマリの刺繍クッション、インド・ビハール州出身のデザイナー“アルチャナクマリ”の作品。「スジャニ」と呼ばれる手刺繍は、もともとは子供たちのキルトを作る技法としてこの周辺の村の女性に受け継がれてきた技法です。“アルチャナクマリ”は、ビハール州の民俗芸術家として、若くしてアジア・ソサエティの訪問者にその才能を認められ、ニューヨークへ行くという特別な機会を得ました。“アルチャナクマリ”の作品は、私の村、私の国、そして世界に対する深刻な懸念の表れ。 それぞれの「スジャニ」刺繍は、男性社会の中で女性であることのトラウマ、家庭内暴力、女性のアルコール中毒やギャンブルが家族に与える影響など、物語を語ってます。持参金の害、女子の教育、健康管理の教訓、エイズなどの社会関心事も描かれています。刺繍の繊細で複雑な技法は、農村部の女性の苦境を浮き彫りにし、平和な世界を視覚化。「スジャニ」刺繍を通して、謙虚に社会の悪を取り除き、人生に対してより人道的なアプローチを身につけるよう人々に訴えています。そんなクッションがスターに。そして、ストールも沢山。手にとって、触って、そのエネルギーを感じて下さい。
ARTIST PROFILE
NIMAI NITAI ニマイニタイ
インド北東部に位置するビハール州ブッダガヤ。この地の雇用作りと、インドの歴史が織り成してきた手仕事の布を原点に、ニナイニタリのものづくりがはじまりました。 【NIMAI-NITAI(ニマイニタイ)という名前】 生きとし生けるものすべてにやさしく思いやりのある インドの神“nimai(ニマイ)”と、その兄“nitai(ニタイ)”インドと日本がきょうだいのような関係でモノづくりをしていきたいそんな想いをこめて名づけました。 モノづくりを通して、つくる人とそれを使う人の想いをつなげ、 ひとりひとり、ひとつひとつが大切にされる思いやりのある社会づくりを目指していきます。 ニマイニタイがつくる“モノ”とあなたとの出会いが、 ひとりの人と出会うように、 これからの人生を豊かにする“モノ”でありますように。